バスの転落事故

今、格安ツアーのバスの転落事故が大きなニュースとして取り上げられているが、その事故に巻き込まれた方の中に、私の大学の同じ学部の人が居た。
不幸なことに、その事故によって亡くなられてしまったそうだ。
私は直接のお知り合いではないが、私と前に同じ授業を取っていた先輩の親友であったらしく、その先輩はFacebookに辛い心境を綴っていた。
 
最近、何故か私にとって死が身近に感じられている。
思い返せば一か月ほど前、私の乗っていた飛行機の中で、目の前に座っていた男性が亡くなった。
原因は不明だったが、突然、近くの乗客が彼の異変に気付き、ドクターコールがあって、呼ばれてきた乗客(看護師さんらしき人)の診断により死亡が分かった。
ついさっきまで生きていたはずの人が、目の前で、自分のぼんやりしている間に死んでいた。これは、私の今までの人生の中でもかなり衝撃的な出来事だった。
 
例えば友達と遊びに行った帰りでも、私は誰かと別れるとき、「もう二度と会えないのではないか」という心境になることが多い。
特に留学生の友達とは"See you soon!"と言っておきながら、内心いつも「もう会えないかもしれないなあ」と思っている。
そういう風に言うと「また会いに行くよ」とか「どうせそのうちすぐ会えるのに」とか言われるけれど、「そんなの分かんないじゃん」と思う。
 
自分にとって二度と会えない人は死んだも同然だ、と私は考えている。だから、もう会えない人たちのことを思うと好きだった人が死んだみたいに悲しい。ひたすら楽しかった記憶だけを反芻して、泣きそうになって、とりあえず忘れるために何か他のどうでもいいことに打ち込む。留学生のみんなとお別れして日本に帰ってからのここ数日、私はそういうわけで料理ばかりしている気がする。